SUB DOCK-G 宇宙戦艦ヤマト Space Battleship YAMATO 2011-11 NewPV15
宇宙戦艦ヤマト

 三度目!の1/500ヤマト

 

バンダイから発売された1/500の宇宙戦艦ヤマト

1/350のヤマトを作った時YDDヤマトはこれで完結と言っておきながら、またまた映画のように復活した1/500のYDDの新宇宙戦艦ヤマト。

何度でも復活するところが・・・・以下略(´Д`;)

2011/6/7 サーボケースを新型V字型ケースに作り替え、写真も更新しました。

 
     

 モデル仕様

 

宇宙戦艦ヤマト  モデル情報
・ベースモデル:バンダイ 1/500 宇宙戦艦ヤマト

走行メカニズム
・推進方式 ポンプジェット(灯油ポンプ改造)
・舵取り方式 3D推力偏向ノズルシステム (3D-ACTIVE DRIVE )

コントロールシステム
・5ch R/C システム
・サーボモーター(GWS PICO×3)
・アンプ K&S ESC−5
・受信機  FUTABA 156F
・バッテリー タムテックギア用7.2vバッテリー 
・動力用モーター 6V用280 モーター
・Muratech製 マイクロマグネットスイッチ
・Muratech製 特注波動砲点灯回路

電飾システム
・点灯用LED 3mmLED×8
・波動砲用3mmLED×2

 
     

 日本の宇宙船といえば・・・これ

YDD-ENTERPRISE1701-A

  製作期間4ヶ月。その間に東日本大震災があり、気分的に制作が中断していました。

実際その影響で仕事が無くなったりと自分自身も色々影響があったのですが、気持ち的に沈んでいてもしかたないので制作を再開しました。

1/350ヤマトの制作からすでに4年が過ぎているので技術やノウハウの進歩がこの1/500のヤマトに生かされています。 サイズダウンした船体に走行メカだけでなく砲塔旋回メカ、波動砲回路、マグネットスイッチを組み込んだ水中ビークルとしてはメカ搭載の限界に挑戦しました。
1/350の方のYDDヤマトのギミックを搭載、いや、それ以上のギミックを仕込んで制作しました。こうなってくると1/350の方のもこれ以上の何かをギミック追加ないと・・・立場がないなと・・・。で、今後現在の1/350ヤマトも改修を考えています。


 メカ搭載の限界に挑戦

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メカ搭載の限界

メカは艦首よりにメカボックスを配置し、ボックスの上に突き出たアルミパイプは波動砲用のLEDの固定用のパイプです。これはLEDの位置固定と遮光を兼ねています。そしてこのボックスの中に、アンプ、受信機、マグネットスイッチ、波動砲用のLED点灯回路が組み込まれています。

その後ろのアルミボックスがバッテリーケースでタムテック用の7.2vバッテリーが搭載されます。次がサーボケースで2個のノズル制御用サーボが組み込まれています。そして灯油ポンプを改造した推進装置と3Dノズルが配置されています。砲塔旋回のメカも1/350と同じ方法で組み込みました。

これだけのメカや電飾を積み込んだおかげで船体上部は細かくぎりぎり詰め込んだ浮力材の発泡スチロールで埋まっています。浮力調整に時間がかかりましたが、調整と言うよりはどうにかして+浮力にする為に浮力材を詰め込む隙間を見つけることに終始しました。

調整はかなり時間がかかりました、実際浮力材を詰め込んでいるにもかかわらず、船体はむなしく沈んでいく・・・という事の繰り返し。最後の手段としてバッテリーを小型化したりするなども考えましたが、細かな隙間にもぎりぎり詰め込むことでどうにかバランスをとることに成功しました・・・。船体が小さいと苦労します。

     
   
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  ●3Dノズルの制作と組み付け
 

走行方式はSFYDDの定番、灯油ポンプ改造と3Dアクティブノズルです。
今回は前回作った水密サーボケースとは別のケースを使っています。これは平尾モデルのよみうり号と同じリンクロッド方式を教えていただいたのでヤマトでも試してみるつもりで制作しました。これで防水が出来れば画期的ではあります。 ということで、まず3Dノズルの解説です。

       
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●3Dノズルはアルミ製
ノズル部分はキットの物を流用しています。
10mmアルミパイプと0.8/0.5mmの厚さのアルミ板を使って噴射口の位置に入るように合わせて作ります。
形状的には1/350のヤマトに使った形の小型版になっています。

       
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透明プラのノズル部分は一回り大きなリングにはまる形で左右方向に動きます。アルミのリングの方は上下に動き、この2つの組み合わせで上下左右の2軸のコントロールで方向制御を行います。ノズルを支えるベースとノズルの前にポンプからの水流を合わせる固定ノズルを配置しています。

 

   
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船体下部に2カ所のネジで固定します。リンクロッドはノズル、中間ロッド、サーボケースロッドと3分割になっていて外してメンテを行いやすくなっています。


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サーボの防水ケースからステンパイプとステンバネ線のリンクロッドが出ていますが、いつものYDD式のリンクロッドにくらべ非常に省スペースな作りになっています。


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ポンプを配置するとこのようになり、前2作と違い展開翼が無い分すっきりとまとめることが出来ました。


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2011/6/7 new!!
新型のV型サーボケースに入れ替えました。。 写真左下は以前の物。
漏水時のメンテハッチを付けた新型のケースで、リンケージロッドのグリスアップやセッティングの調整などがネット止めしたハッチを開けて行えるようにしました。このサーボケースは元々船体に入るぎりぎりの大きさで、ハッチを付けると入らなくなってしまうために試行錯誤の末、サーボをV字型に配置してどうにかぎりぎり入るようにしました。


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2011/6/7 new!!
バッテリケースを入れた状態。 前のサーボケースでも約3回で1時間以上の走行テストでも漏水は皆無だったので、あえて作り直さなくても良いかとも思いましたが、リンケージシャフトの防水グリスアップもゆくゆく必要になるので、思いきって作り直しました。なんだかV型エンジンみたいな感じですね。


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2011/6/7 new!!
砲塔旋回用のサーボケースもメンテハッチを付けた物に作り直しました。このパイプを使ったリンケージは性能はいいのですが、ごくまれに漏水することもあるらしく、すぐにメカにダメージを与える訳ではなくても、そうなった場合、ケースを開けて乾燥させる必要があります。


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2011/6/7 new!!
砲塔旋回用のサーボケースは、見た目はほとんど変わりません。ですが、ケースに漏水があった場合ケース毎外して蓋を開けて乾燥させることが可能になりました。このケースは下側にメンテハッチを付けたかったのですが、内部スペースの問題であと1ミリか2ミリ高さを削らねばなりません。

サーボとホーンのスペースがぎりぎりなため、この1ミリ2ミリを縮めることが出来ず、やむなく横にハッチを付けました。 メンテするときには外して行わねばなりませんが、これは仕方ないでしょう。


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ノズルを後方から見たところ。×印型の整流フィンを内蔵して水流を曲げるのに効率的になっています。
これは水の方向を効率よく曲げるための工夫です。このアイデアはJ.AMANOさんのTB4からいただいています。



 艦橋照明

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艦橋には3つの3mmLEDを組み込んでいます。艦橋の中に仕込んだLEDには拡散キャップを被せてありますが、より均一に光らせるために窓にも0.3mm厚のプラ版を入れてなるべく均一に光るようにしています。展望艦長室のLEDは拡散キャップをはめて上向きに配置していますが、このライトは操縦するときの視認性のためにそれ以上の拡散化はしませんでした。この透明プラにつや消し透明スプレーをかけると、かなり柔らかく光るようになるのではありますが今回はそれはしませんでした。


 波動エンジン照明

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前回の1/350ヤマトで断念した波動エンジンにもLEDを仕込んでみました。

波動エンジンのセンターコーンは3Dノズルにしていますが、透明プラを使用しているのでノズルの手前にLEDで光を与えることで光を表現することが出来ました。上下2カ所から照射していますが、スペース的にそれが限界なので今度1/350の方には4個組み込んで光らせてみようかと思います。これだけでも1/350の方より進化しています。



 第3艦橋

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これは最初に作った旧1/500のヤマト、1/350ヤマトでも再現している第3艦橋のLED照明。いずれのヤマトもここの部分は鉛の重りが入っていて、モーターの反トルクを押さえて船体が傾かないように機能しています。ヤマトの特徴的な第三艦橋ですが、水中モデル作りには非常に助かるデザインといえます。



 メカボックス

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ディスプレイ用のダミーコーンを装着したところ。
ノズルに被せる形で装着するので少々後ろに飛び出てしまいますが、噴射ノズルを隠してしまうので、装着したらこれが走行モデルだと誰も気がつかないはず・・・

いや、それはどちらでもいいのだけれども・・・とりあえず作ってみたということで。


 波動砲

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波動砲はアクアモデラーズのRNさんにお願いして点灯用の回路を作っていただきました。

1/350の時は自作で単純にスイッチでのオンオフでしたが、今回は原作にイメージを考慮した点灯回路にしました。

スイッチオンでブルーのLEDが点滅しながら明るくなっていきそのまま点滅状態が続く。そしてスイッチオフで白色LEDとブルーLEDが同時点灯し、数秒後に点滅しながらフェードアウトするという雰囲気モノの回路になっています。

     
   
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  ●走行系/ギミック系/メカの動作テスト
 

今回はギミックや動作をまとめて見れるようにしました。ギミックや動作というのは写真より動画の方がわかりやすいということで、今回は動画にしてみました。

       
 
 

●マグネットスイッチ、砲塔旋回、3Dノズル、波動砲回路
マグネットスイッチはRNさんのMURATECHの新型テストバージョンです。このサイズの船体にも使える小型サイズでバッテリーを搭載した状態でも非常に少ない消費電流で持ち運べます。

砲塔の旋回ギミックは1/350でやったのと同じ形式で作っています。以前の旧1/500モデルでは組み込もうとも思いませんでしたが、新1/500の造形ではメカが組み込めると判断してやってみました。こうなると1/350の立場がなくなってしまうのですが、そっちはまた別のギミック追加などで存在感を維持しようかと思います。

3Dノズルも1/350YAMATOとほぼ同じ形式です。ノズル自体が小さいので工作は数倍めんどくさいですね、(´Д`;)

さて、波動砲の動作もRNさんのMURATECHにスペシャルオーダーした2個のLEDを使った特別回路です。
これだけでも、1/350より進化してしまっています。(´Д`;)
波動砲は自分の意志で発射したいのですが、単なるオンオフでは面白くないため、オンでブルーのLEDがエネルギー充填風に徐々に点滅しながら明るくなり、そこでそのままでホールド状態になります。スイッチオフで波動砲発射、白色LED青色LEDが全灯、数秒後に徐々に点滅しながらフェードアウトします。

これで、エネルギー充填状態で発射タイミングを任意にコントロールできます。


 取水口

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ポンプの場合船体外から水を吸い込まねばなりませんが、基本的にほ船体に大きな穴は空いていません。どこかから取り入れねばなりませんが、最初の旧1/500のモデルの時にはポンプの取水口の前あたりの艦底に穴を開けていたのですが、今回はなるべく見えるところに開けないようにと思い、第三艦橋の根本のドームの内側に取水口を開けました。

ここなら撮影しても写りませんしほとんどの人は気がつかないはず・・・

こまかなことですが、どうせならこういうところもこだわってみました。


 電飾台

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今回も展示台に電飾を追加してみました・・・

しかし、台の形状を考えるとちょっと無理があったかと・・・
艦底を照らすだけになってしまうので効果はいまいちでした。

最近の私が作るモデルの展示台はすべて電飾付きなのでやってはみましたが、これはキットの物を流用するのではなく自作で展示台を作った方が良かったと思いました。
まぁ、つくってしまったのでこれはこれで良しとしましょう(´Д`;)


 統括


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YDDのヤマトもこれで3隻目。旧1/500のコズミックモデル、1/350の大型モデル、そして1/500の新金型での新しいヤマト。

各モデル毎にプロポーションや細かな形状の違いがありますが、私にとっては皆ヤマトです。

最初の旧1/500は走行テスト用の実験艦として、次の1/350ヤマトは砲塔旋回や波動砲ユニットなどのギミックを搭載したギミック艦。そして今回の1/500のヤマトはそれらの集大成となりました。

このサイズのヤマトは走行の重量感は1/350にはかないませんが、小気味よく走るので操縦していて楽しいサイズの船です。 小型なので気軽に持ち運べますし、保管にも場所をとらないのでちょうど良いサイズです。 ただ、ギミック入れると作るのは1/350以上に大変ですよ・・・

東日本は震災の影響が未だぬけない状態ですが、
日本をなめるなよ!宇宙戦艦ヤマトをなめるなよ!ということで
がんばろう日本! ですよ(´ー`)


 The Last大和魂3.1 PV15



 

SPACE BATTLESHIP YAMATO "The Last 大和魂3 .1S FYDD-PV15
撮影:Y_D_Dock 演出/編集/音楽:Y_D_Dock
使用楽曲:「Gallaxy dive2」 Y_D_Dock 
2011/11


 The Last大和魂3 PV13



 

SPACE BATTLESHIP YAMATO "The Last 大和魂3 SFYDD-PV13
撮影:Y_D_Dock 演出/編集/音楽:Y_D_Dock
使用楽曲:「Gallaxy dive2」 Y_D_Dock 
2011/4