SUB DOCK-A   宇宙戦艦ヤマト Space Battleship YAMATO  2011-10 
宇宙戦艦ヤマト

 ヤマト、さらなる進化を遂げて

 

就航から4年、さらなる進化を遂げたヤマト発進! ver 1.5

完成から4年の歳月の中、いくつかの問題を解決すべく、2011年、新たなメカを搭載して発進しました。展開翼の廃止、バッテリーの高容量化、マグネットスイッチの搭載、波動砲点滅回路の搭載など新装備も追加しました。メカ構成を変更したエンタープライズのように、このヤマトも新たにいくつかの装備を追加してリニューアルしました。

内部を完全に作り直して、塗装もし直してと思ったのですが、ポンプとサーボレイアウトを変更すると砲塔旋回メカも作り直さないと入らないため、今回は見送りました。それでも、走行系のメカは完全リニューアルしましたので、さらなる進化のためにもう少し実験を進めていきます。

 
     

 モデル仕様(2011/10)

 

宇宙戦艦ヤマト  モデル情報
・ベースモデル:バンダイ 1/350 宇宙戦艦ヤマト

走行メカニズム
・推進方式 ポンプジェット(バスポンプ)
・舵取り方式 3D推力偏向ノズルシステム (3D-ACTIVE DRIVE )

コントロールシステム
・5ch R/C システム
・サーボモーター(enRoute×1)(GWS PICO×2) (GWS-ナロー×1)
・アンプ SPEED25
・受信機  コロナ RS810II 8Ch
・たもつ模型製 アンテナブースター
・バッテリー 7.2vスポーツパック 
・動力用モーター 工進製バスポンプ KP-15 (400クラスモーターに換装)
・電子制御ピッチコントローラーテスト中
・Muratech製マグネットスイッチ

電飾システム
・点灯用LED 3mmLED×5個
・LED×4(波動砲ユニット)
・波動砲点灯電子回路

 
     

 リニューアル開始

 

YDD-ENTERPRISE1701-A

  前作のメカを完全に取り外して完全新作にしました。基本的にちゃんと動いているメカを完全に取り外すのは少々勇気が必要です。せっかく動いているのにあえて冒険をすることはないんじゃないかと思ったりもしますが、エンタープライズのリニューアルで良いデータがいくつもたまったので、ヤマトの方もメカを換える決心をしました。ですが、この写真のように完全にメカを外してもう元に戻れないところに来ると、さすがに少々気が重くなります。(´Д`;)

今回は走行系のサーボや3Dノズル、砲塔旋回メカに関しては手を加えるのを見送りました。これを行うとさらに大がかりな変更が必要になるのと、サーボケースとポンプレイアウトも変えるためには砲塔旋回のを新たに設計し直して作る必要がありますので、完全新作を作るときに変更した物を作ることにしました。あるいは、砲塔旋回メカやサーボケースが壊れたりしたら完全に作り直すかも知れません。


 今回のメカ

 

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  メカケースはアクリル板で船体形状に合わせたボックスを作り、そこにメカを搭載します。今回は分散化せずに、サーボ以外のコントロール系はすべて一つのボックス内に配置しました。

この写真は搭載前の最終メカチェックをしたもの。このような電子回路を集めたメカボックスというのは、基本的にメンテフリーなので、クリスタル交換をする以外では壊れない限り蓋を開ける必要はありません。ということで、水密が完璧ならメンテ用ハッチは不要です。ただ、その水密をきちんと行うのが難しいのですが・・・

この後ケースの蓋は接着してしまうので、この時点が最終メカ確認となります。


 メカの配置

 

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今回は波動砲用と艦橋などの電飾のバッテリーは走行用の主バッテリーからとることにしましたのでメカボックスは電子回路のみです。コロナの長距離受信機にたもつ模型のアンテナブースターを搭載し受信感度を高めました。さらに、1/500ヤマトで使用した波動砲回路の進化版として1/350用に新たな回路をムラテックさんに作ってもらいました。スケールに合わせて1/500より点滅方法を変更し、発射後のフェードアウトも若干長めにしました。

また、もはや標準装備とするマグネットスイッチも追加し、テストとして3Dノズル艦として初のピッチコントローラーの搭載テストを行っています。ピッチコントローラーに関しては水中機動に大きく影響し走行安定性を高める事が確認できていますが、効きの調整やノイズへの対処など課題も多く、今後しばらく時間をかけてテスとしていきます。

パーツの固定は、プラ棒を組み合わせた台と強力な両面テープで固定しています。固定しなくても良いのではありますが、見た目的にすっきりしている方がトラブル時にも対処しやすいのです。


 配線

 

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メカボックスは一つですが、配線はそこから各機器にのばさねばなりません。これだけ線が出るとこの部分の水密も注意して施工しなくてはなりません。細かな作業になりますが、この水密がメカボックス方式の重要な要となります。基本的にはEP001でリード線のケースの内外をシールすることで完璧な水密が可能になります。

波動砲のLEDは3mmLEDを4つ使っています。内一つはクリアブルーの塗料を塗った物で点滅時にブルーに光ります。発射時には残りの3つのLEDも同時に光り光量アップを図っています。


 ケースの密封

 

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動作確認が終わったらケースの密封作業を行います。ケースの蓋を取り付ける作業で、これを密封するとトラブルがない限りケースの蓋は開けません。接着剤は軟性のEP001を使用するのでトラブリがあったときには、カッター刃で接着面を切り裂き蓋を開けて作業します。もちろん文章では説明しずらいノウハウもあるのですが、きちんと丁寧に接着すれば、まず漏水することはありません。



 メカボックスの密封

 

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蓋をして接着したところです。上の蓋の内側に白く接着剤が密着している事がわかります。防水というのは接着剤をきれいに付けると言うことではなく、いかに必要な部位に必要な量の接着剤を充填するかと言うことになります。だからといって付けすぎても何かあったときにばらしにくくなるので、必要最低限、必要にして十分という量の判断も必要になりますが、このあたりは経験値的な部分で覚えていくしかありません。

EP001で接着したら外側を外壁用充填剤のスーパーシールでシールします。こうすることによって、耐候性が高いEP001をさらに保護し、経年変化の耐候劣化を防ぐことが出来ます。

追浜での3.3mの水圧試験でも全く漏水もなく、ケース自体はこれで完成です。だいたい経験として、1.5m程度の防水ならさして難しくないのですが、3.3mまで潜らせると弱い部分から容赦なく漏水するので、3.3mに数分潜らせればケースの性能自体は判断が出来ます。


 バッテリーケース

 

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今回のリニューアルのもう一つの目的はバッテリーの変更です。以前のニッケル水素単3を8本使ったケースは低重心化が可能でしたが、最近高容量のニッケル水素単3が少なくなってきたのと7.2vニッケル水素のスポーツパックバッテリーの値段の安さと入手しやすさ、容量と今後のリポやリフェ対応なども視野に入れると、ここで方針転換して仕様変更を行いました。

ケースはエンタープライズと同じ物でアルミ製で作ってあります。

バッテリーも基本的に何所でも入手できる物を使用すると言うポリシーで使ってきましたが、昨今のエコブームで、高容量高出力より容量を減らしても、自然放電を減らし充電回数を伸ばすという方向性にシフトしてきているので、高出力を必要とするラジコンには向かなくなってきました、そこで本来ラジコン用のスタンダードな車用のスポーツパックを使用することにしました、容量と出力のバランスを考え、結果的にコスト的にも安くなるのでこの方がよいと判断しました。


 ペットボトルキャップ

 

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今回のケースにはビスを使っていません。クリスタル交換にはケースに付いたキャップを開けて交換します。このキャップはペットボトルのキャップを流用しています。

輸入ミネラルウォーターのペットボトルには非常に薄いキャップを使用している物がありまして、これだとビスナットとアクリルハッチで作った場合と、スペース的に変わらないで使える物ができます。自作ハッチの方が自由度が高いのですが、ペットボトルの飲み口とキャップを使うと非常に簡単に確実で、しかも工具無しで開け閉めできるハッチが作れます。これは私のアイデアと言うよりは、J.AMANOさんが富嶽のクリスタル交換用にすでにやっていますので、アイデアをいただいて作ってみました。実際使ってみると非常に便利で確実な良い方法です。

今後は他のメカボックスへの使用も検討しています。


 リニューアル進化

 

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ひとまずメカの交換とバッテリーケースの交換が終わりました。これだけでもほぼ別物といえる構成になっていますが、まだまだ調整や進化を続けていきます。

今回予想以上に難航したのがバッテリー交換後のバランス調整です。前回のバッテリーケースは船体下部にちょうどいいバランスで配置できていましたが、今回はエンタープライズと同じバッテリーケース方式なのでバッテリーケースの中でバッテリーの重心が片側に寄っているので浮力材でのバランス調整を再度やり直しました。また、バスポンプもまだまだ使えそうでしたがついでなので交換しました。

浮力バランスも前後左右とほとんど一からやり直しました。予想は出来ましたが、ここまで大きく影響するとは思いませんでした。エンタープライズのように大きくて左右の幅もある船なら多少の重心の傾きにはあまり影響されませんが、ヤマトのようないわゆる筒型の船には少しのバランスの狂いも大きく影響してしまいます。それでもヤマトは第3艦橋があってバランスを取りやすいデザインなので非常に助かっています。今回も第3艦橋に重りを追加してバランスを取りました。


 リニューアル完成

 

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ここまでくると・・・さらに欲が出てくるというか・・・
これ以上何を望む・・・と言うのもあるのですが。

もう一度最初から作りたくなってきます。今回かなりの部分でやりたいことをしましたが、そうなると砲塔旋回や、サーボケースやポンプのレイアウトなど、根本的なことでやり直したくなってきます。今回のリニューアルで1/500のヤマトに追いついただけで、超えるところには至っておりません。それは、4年の歳月の差でメカも私の技術も進化してきたと言うことなのですが、1/350ヤマトに関してはスタート位置が違うのでいたしかたないのだと思います。

そして今のところすべてのノウハウをつぎ込んだ1/500ヤマトを超えるには、もう一隻一から作る1/350ヤマトが必要なんだと思います。いつかもう一度挑戦したいと思っています。



 

 

R/C SPACE BATTLESHIP YAMATO "次元断層の迷宮"
part-1 SFYDD-PV28

撮影:Y_D_Dock 
演出/編集:Y_D_Dock  音楽:Y_D_Dock
楽曲:「la・by・rin・th 」 Y_D_Dock


 

 

R/C SPACE BATTLESHIP YAMATO "次元断層の迷宮" 第二幕
part-2 SFYDD-PV29

撮影:Y_D_Dock 
演出/編集:Y_D_Dock  音楽:Y_D_Dock
楽曲:「la・by・rin・th 1.1」 Y_D_Dock


 

 

R/C SPACE BATTLESHIP YAMATO "蒼き世界の覇者たらんことを"
part-1 SFYDD-PV16改

撮影:Y_D_Dock 水中撮影:せと際の魔術師
演出/編集:Y_D_Dock  音楽:Y_D_Dock
楽曲:「hal・lu・ci・na・tion」 Y_D_Dock


 

 

R/C SPACE BATTLESHIP YAMATO "蒼き世界の覇者たらんことを"
part-2 SFYDD-PV17

撮影:Y_D_Dock 
演出/編集:Y_D_Dock  音楽:Y_D_Dock
楽曲:「hal・lu・ci・na・tion」 Y_D_Dock

 


 

 

R/C SPACE BATTLESHIP YAMATO "蒼き世界の覇者たらんことを"
part-3 SFYDD-PV18

撮影:Y_D_Dock 
演出/編集:Y_D_Dock  音楽:Y_D_Dock
楽曲:「hal・lu・ci・na・tion 1.2 」 Y_D_Dock


 

 

R/C SPACE BATTLESHIP YAMATO "蒼き世界の覇者たらんことを"
part-4 SFYDD-PV19

撮影:Y_D_Dock 
演出/編集:Y_D_Dock  音楽:Y_D_Dock
楽曲:「hal・lu・ci・na・tion 1.2 」 Y_D_Dock


 

 

R/C SPACE BATTLESHIP YAMATO "蒼き世界の覇者たらんことを"
part-5 SFYDD-PV20

撮影:Y_D_Dock 
演出/編集:Y_D_Dock  音楽:Y_D_Dock
楽曲:「hal・lu・ci・na・tion 1.2 」 Y_D_Dock


 

 

SPACE BATTLE SHIP YAMATO "The Last 大和魂2" SFYDD-PV08
撮影:Y_D_Dock 水中撮影:せと際の魔術師/今江科学
演出/編集:Y_D_Dock  音楽:Y_D_Dock
使用楽曲:「Gallaxy dive」 Y_D_Dock


 

 

SPACE BATTLE SHIP YAMATO "The Last 大和魂" SFYDD-PV03
撮影:Y_D_Dock 水中撮影:せと際の魔術師/今江科学
演出/編集:Y_D_Dock  音楽:Y_D_Dock
使用楽曲:「warp and dive」 Y_D_Dock