2009年、1701-D発進! |
久々の新造艦の投入 。 |
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モデル仕様 |
・ベースモデル:ダイヤモンドセレクト ENTERPRISE 1701-D |
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走行テスト開始。 |
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2009年7月走行テスト開始。 5年前、エンタープライズEを制作したとき、最初の走行試験でものの見事に水没しました。あれから多くのノウハウがたまり、今回のテストではバッテリー3本、約一時間分をトラブル無しで走りきりました。これは感慨深い物があります。 ただし、最初のテストですべてOKになるものでもなく、浮力バランスの調整やノズルの動作制御の調整など多くの課題は残りました。ただ、メカトラブルが無い分後は調整を追い込めばどうにかなりそうですし、メカ自体の作り直しはしなくてよさそうなのが非常にうれしい状態です。 |
メカ構成 |
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主要メカはすべて円盤部に配置。灯油ポンプ、サーボ2基、スピードコントローラーと受信機が配置されています。元のベースモデルはキットではなくトイなので今回は塗装の時間が無く割と早く製作できました。いつものように各パーツは分散型防水ケースに入れて配置しています。船体自体はウエットハル、つまり防水ケース以外はすべて水没状態になります。 LEDは元々着いている物ではなくすべて交換しました。元のと合わせて追加しようとしたらスペックが違うらしく混在したら新しく追加した物が点灯しなかったのですべて新しい物と交換しました。ポンプはボイジャーやヤマト1/500で使用している灯油ポンプを改造した物を使用しています。 |
センタードライブ |
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噴射ノズルはドーネルサック後方に配置しています。ここは船体の中央よりやや後方に位置し、前方より約2/3の位置にあります。今回は極力付加物をつけないようにするために色々妥協しています。この位置だと旋回性能が良いノズルシステムでも噴射先にワープナセルがあったり船体がじゃまをしたりで問題が多いのはわかっています。 ですがなるべくオリジナルデザインを崩さずに走行メカを入れるために走行性能を犠牲にしてでも見た目重視でデザインしています。 700mを超える船体という設定上、あまり小回りが効いたり急上昇急降下などが出来なくてもいいのではないかと考えています。実際走行実験ではあまり小回りがきかず、上下の機動に関してはかなり緩慢になります。雰囲気的にはそれでいいように思えます。 |
3Dノズル |
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D型エンタープライズの3Dノズルと分解したところです。2軸で上下方向左右方向の向きの制御を行っています。プロポセッティングは左スティックの前後が下降上昇、左右方向が左右旋回になります。もちろん右斜め上や左下など複合的に動かすことが出来ます。構造自体はA型のノズルやヤマトのノズルと同じ方式です 。使い方はポンプからの水流を固定ノズルで噴射しその後方にこの可動ノズルを配置して水流の方向を変化させます。噴射口の先がやや絞り気味になっているのはノズルの角度が少なくてもなるべく水流の向きを大きく変化させようとしているためなので、これによって水流を絞って流速を上げると言う効果は期待できません。 |
バッテリーボックス |
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第二船体には電池ボックスが配置されています。ゲルパッキンを使用し2本のビスとナットだけでフタが止まるようになっています。構造的には非常に単純でしかも1/350のヤマトですでに使っている方法なので水密的には非常に良い結果が出ています。 ナット2本だけで止めているのでバッテリーの交換時間が非常に早いです。電池の交換方法は、まず船体のフタの2本のビスを外してふたを開けます、次にバッテリーケースを引き出して2つのナットを外して電池ボックス内のバッテリーを取り出します。交換したらその逆の手順で船体にセットします。 慣れたら1分程度で交換できるので・・・このエンタープライズにはスイッチがありません。 |
只今調整中 |
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さすがにモデル自体のメカが完成したとはいえ、そのままちゃんと走るかというと、そういうこともありません。この後には全体的な浮力調整や前後方向のバランスや左右方向のバランス、そして走行時のバランス調整などやることが山積みです。 可変浮力システムを持たないこういったモデルではバランス調整が走行性能を決定づける要因になります。ですからこれから試行錯誤を繰り返しながらベストなバランスを導き出していく必要があります。完成までにはもう少し時間がかかると思っています。今年中に調整出来ればいいと思います。 |
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SFYDD UNDERWATER VEHICLE USS.ENTERPRISE NCC-1701-D |